マネーコンサルタント塩田彰の海外保険解説

塩田彰が海外保険(積み立て)について解説

今回は、海外保険(積み立て)の投資についてご紹介と解説していきたいと思います。

塩田彰が教える海外積み立て投資とは

海外積立投資(海外積立保険)とは、海外の大手保険会社・信託会社などに口座を開設し、月2万円から購入可能で
毎月クレジットカード・口座引落で積立を行い、約200ファンドの中から、5~10銘柄程度の
海外のファンドをIFAが選定し、分散投資を行うことを言います。

投資期間はさまざまで、短くて5年から存在します。

そして償還期間をむかえた時に、積み立てた額のファンドの時価総額分が返還されます。

しかし、契約者が死亡したときに、保険金が付いてくるものや利回り確保が付いているもの
などもあり、最近は日本人にも非常に人気の投資対象となっています。

海外保険の4つのメリット

①高い利回り

海外投資における最大のメリットといえば、やはり利回りが高いことです。

ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している代表的な500銘柄による
株価指数であるS&P500の直近5年の利回り実績において
2016年11.96%、2015年1.38%、2014年13.69%、2013年32.39%、2012年16.00%、2011年2.11%
となっており、平均して高い利回りを維持している事がわかります。

②税率が低い

日本においては、投資収益に対して税率が約20%かかりますが、海外では、投資において得られた
配当金に対し、国によって異なりますが、税金がほとんどかからない、もしくは非課税です。

③豊富な金融商品

日本においては、金融庁に認可された金融商品しか販売できず、優良なファンドの多くが
投資対象から外れてしまいますが、海外積立投資(海外保険)においては約200ファンドの中から
銘柄選定を行うことができます。

④複利運用

複利運用とは、積立額に対して生じた利子を、翌月の元金に組み入れる方式であり積立額だけでなく利子にも翌月の利子がつきます。

したがって、各期の利子が次第に増加していきます。

一方で、単利運用とは積み立てた額に対してのみ、利子が付くものになります。

海外保険の3つのデメリット

①途中解約は損をするケースがある

途中解約をした場合、解約手数料を取られてしまうケースがあり
特に早期の解約の場合は損をすることがあります。

しかし、途中で積立額を引き出すことが可能な商品や、一定期間を過ぎると、解約手数料がかからない商品もあります。

②情報が少ない

オフショア商品に関しては、商品自体に関する情報や税制など、国内の証券会社などでも
情報が少ないため、事前に自分で勉強している必要があることと、オフショア投資に
詳しい販売代理店を選ぶことが重要です。

③為替リスク

オフショア投資においては、外貨での運用となるため当然為替リスクが発生します。

しかし、日本の財務状況などを考えると、日本円のみを保有しているというのは
非常にリスクでもあるため、外貨で保有するということはリスク分散の意味で
重要です。

塩田彰が教える海外保険を選ぶ3つの基準

海外積立保険を紹介してくれる会社はたくさん存在します。

その中で選ぶ基準として以下の三つを参考にしてみてください。

・安心の保険会社

・サポート会社の体制

・投資顧問会社の運用成績(IAF)

どれかひとつが満たしているのではなく、三つ全てが基準に満たしておく必要があります。

安心の保険会社の基準は大手であるということです。

また、サポート体制がしっかりしていなくてはなりません。
丸投げする場合は仲介してくれるサポート会社に頼ることとなります。

そして、海外積立保険だからどこのIFAでも利回りが高いわけではありません。
IFAの運用成績はとても重要で、IFAに日本人の社員がいることやが複数人いることも大切です。